地球が長い年月をかけて育んできた地下資源を使い果たし、使ったあとは産業廃棄物までまき散らす。
便利だから、早いから、大量にできるから。
そんな理由で使ってきた地球の資源も尽きようとしています。世界の各地で異常なことがたくさん起こっています。
ネイティブアメリカンの有名な言葉に、こんな一節があります。
七代先の子孫を考えて決定する
私たちが、今ここにいられるのは七代前の先祖が子孫のことを考え、水を、土地を、空気を、森を、山を、緑を、動物を、魚を、守ってきてくれたから
今の暮らし方が、本当に七代先のことを考えて決定しているようには思えません。
何代か先の子供たちが、今のような綺麗な空を見上げることができなくなるかもしれない…。
当たり前のように吸っていた空気が吸えなくなるかもしれない…。
そう思ってから、なおさら、エコやサステナブルライフを呼吸するかの如く動いていきたいと思えるようになりました。
とはいえ、当たり前のように、プラスチックやガソリン自動車、大量生産・大量消費の経済で生きてきたわたしたち。否が応でも、その生活に慣れ切っています。
いくら実践しようとしても、毎日通勤で車を使っている人が、明日から突然、電気自動車を使いましょうと言われても、すぐに車一台なんて買えるわけない…なんてことがあると思います。
そんな混沌とした中、エコやサステナブルライフを続けて行くためには、
エコライフは無理せず、強要せず、否定せずという精神が必要だと思います。
どなたかのブログで提案されていたことなのですが、とても素敵な考えだと共感しました。
無理しても続かない
サステナビリティは持続可能性ですから、今の自分にとって続けられることを続けることが大事。
たとえば、自分が買い物に行ったとき、エコバッグを忘れてしまった…。なんてことありますよね。
その時は、無理せずにビニール袋をもらって帰ったらいいんです。
ビニール袋をもらったから自分はダメだなんてやってると、鬱になります。
それよりも、明日は忘れないようにエコバッグを入れておこうとするだけでいいのではないでしょうか?
家族には強要していない
私は子供と夫の三人家族です。男性ってまだサステナブルと言われてもピンと来ない人が多いですよね。
だから、無理に強要することはしていません。夫がコンビニで毎回レジ袋をもらっても、何も言いません。
人間、上から命令されるだけでは動かないですし、自分から気づいて行動したい生き物です。そのために、自由意志がありますから。
気づいた人から実践していけばいいと思っています。そしてその過程を発信して、同じ想いを持つ人の輪を広げていければいい。そんな考えで動いています。
エコライフをしていない人を否定しない
外国はSDGs※の策定で、エコやサステナブルを実践して意識が高いように思いますが、日本はまだまだSDGsって何?って人が多いと思います。
だから、エコを実践しよう!と言っても、?という顔をされることが多いし、まだまだ自分事としてとらえてる人が少ないのが現状。
そういう人が多いことを嘆いて、なんでみんな気づかないんだと怒っても、それってサステナブルじゃないなと思います。
地球には優しいエネルギーを出しているのに、同じ地球にいる人間に怒りのエネルギーを出している。
怒って否定して、これはダメとジャッジを繰り返していたら、そのエネルギーが反映して、争いの火種になるだけ。それって戦争のエネルギーと同じです。
わたしが求めているサステナブルは地球の人口みんなが誰一人残すことなく、生きて共存していくこと。
だから、そういう価値観の人がいたとしても、ああ、まだそういう時代が来ていないのだなと思うようにしています。そういう価値観の人も、気づかないうちにサステナブルな行動ができる仕組みがでれきば一番いいのです。
世界の一割が気づけば世界はひっくり返ると言われていますから。日本人の価値観も変わっていったのもその原理です。
団塊の世代、団塊ジュニアの世代、ミレニアム世代…人口率がどこで変わることで価値観はひっくり返ります。年功序列から能力主義へ、能力主義から出世拒否へ、それぞれ世代によって仕事の価値観も変わりましたよね。
あのスマホだって今では持ってる人いないくらいですが、発売された当時はほとんど誰も持っていなかった。でも、人口の一割が持つようになったら、そこで集団意識が変わって、みんなが持つように変わります。
いま、色んなブログでエコやサステナブルを発信してる人が増えてきてるので、一割に達するのは時間の問題だと感じています。
ですので、そういう人たちがいても、そちらに捉われないで、その時期が来るまで、自分は自分にできることを淡々と行い、発信を続けて行けたらと思っています。
さいごに
まだまだ時代は過渡期です。
経済至上主義だった時代から、持続可能な社会の在り方へ変わろうとしている時期。
混沌としている中だからこそ、その中で出来ることを無理せず、サステナブルに続けていけたら花丸ですね。
コメント