自家採種した種(プチトマト)の失敗した原因と成功しやすい方法

去年、プチトマトを種から育て、収穫した種を保存しました。数週間前から発芽させたけれど、見事失敗!

翌年以降の改善点も含めて、自家採種した種が失敗した原因と成功しやすい方法をまとめます。

私が行った保存方法と種まきの方法

冷凍庫に保存、ジップに入れた

ホームセンターで買ってきた種を植えて、苗を育てた後、畑に植えました。

この時は無事に、たくさんの実が!その中の一つを切って、種を取り出して、ジップロックに入れて、すぐに冷凍庫に入れておきました。

卵パックに土を入れて、種まきスタート

卵パックに土を入れて、種まきをスタートです。

冷凍庫から冷蔵庫へ、冷蔵庫から室温へと。数日前かけて、温度調整を行いました。

が、しかし。

種まきから2週間たっても、一向に芽が出てきません。

上手くいかなかった原因

果たして一体何がいけなかったのか。原因を考察していきます。

F1種の種だった?

種の写真を撮り忘れたので、品種は思い出せないのですが、

おそらく、F1の種(一代交雑種)だったのかもしれません。

F1の種は一代限りの種※と言われます。ですので、採種して育てようとしても、発芽しなかったり、うまく成長しないことが多いのだとか。

ただ、ある情報によると、F1の種から育てた種であっても、世代交代を繰り返すことで安定してくることもあるとのこと。こちらについても検証が必要デスネ。

※F1種子(Filial 1 hybrid)、と呼ばれる種子で、直訳すれば”1世代交配”となり、一代雑種やハイブリッド種とも呼ばれます。 異なる親を交配させることで、次に生まれた子(第一世代の種)が必ず一定の形質を持つという種子です。

追熟しなかった

一般的に、種は完熟した状態から取ります。

そして、収穫後、10日間ほど保存させる追熟という作業があります。

今回はこちらの追熟をしていませんでした。

乾燥させていなかった

種を取り出した後に、乾燥をさせてから保存することが多い種。

今回はこちらの工程も省き、そのままジップロックへ!

面倒くさがりな性格が垣間見えますね…。

成功しやすい自家採種の方法

そんなこんなで、失敗した自家採種プチトマト。

翌年以降は何としても成功させたい。

そこで、成功しやすい自家採種の方法を調べたので、まとめていきます。

固定種の野菜から種を選ぶ

固定種とは、その名の通り、親から同じ性質を受け継ぐ種※のことです。

その野菜からの種を取ることで、翌年からも発芽しやすい状況を作ります。

※固定種とは、親から子・子から孫へと代々同じ形質が受け継がれている種で、形質(味や形) が 固定されたものが育ちます。 昔から続く在来種や伝来種は固定種のタイプです。 固定種は、自然淘汰のみで生まれた種と、人間が母本選抜を行いながら生まれた種が存在します。 現代ではあまり使用されなくなってきたタイプの種です。

完熟させる

収穫したあとに、10日間ほど追熟をさせます。

プチトマトの場合は真夏の収穫なので、常温ですと痛むかもしれません。冷蔵庫に保管してもいいですね。

発酵させる

取り除いた種をビンの中に入れます。直射日光の当たらないところで、4日~1週間はど置き、発酵させるのが良いようです。

乾燥させる

その後に、水で種を洗い、新聞紙などの上に乗せて乾燥させます。風で吹き飛ばされないように、換気できる容器に入れておいた方が安心かもしれません。

さいごに

今回は、自家採種した種が失敗した原因と成功しやすい自家採種の方法をまとめました。

改めてみると、自家採種するというのは手間がかかるものなのですね。

適当にやっても成功しない、ということがよくわかりました。

自家採種の方法をしっかり実践して、翌年以降、成功させたいですね!

コメント

  1. ビーネ より:

    ドラママさんこんにちは。トマトの自家採種、こんなにプロセスが多くて大変だったのですね!我が家は今年は自家採種どころか、苗を買う予定です…。でも自宅で育てた野菜からまた新たな野菜を作るサイクルは、エコだしロマンがありますよね!いつかできたら良いなと憧れてます。

    • dqmama より:

      ビーネさん、こんにちは!トマトの自家採種ってこんなに手間がかかるなんて驚きですよね。植物の種には色んなデータが蓄積されているようで、野菜の品質だけでなく、育てた人が、どんな気持ちで育てたのかという情報までインプットされているようなのです!育てた野菜から種をとって、さらに野菜を育てることを繰り返す。命のサイクルって本当に素敵だし、まさにサステナブルだなぁと思います^^

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