経皮毒とは、その名の通り、皮膚から吸収される毒のことです。
私たちが何気なく使っているシャンプーや洗剤、歯磨き粉。
これらの洗剤の成分が、どれだけ体に吸収されるか知っていますか?
私はこの話を知ってから、経皮毒を減らすために3つのモノを愛用するようになりました。
今回は経皮毒とは何か、それを減らすためにできること、愛用しているものをブログでご紹介していきます。
経皮毒が含まれているもの
たとえば、皮膚に湿疹が出た時。皮膚科に行くと、お薬を処方されますよね。
そのお薬を皮膚に塗ることで、薬用成分が染み出していき、かゆみが治ることがあります。
それと同じことが、日々使う洗剤を使うことで皮膚から体内に吸収されることがあるのです。
その中でも特に吸収される恐れがあるのが、衣類です。
衣類というものは、お風呂に入るとき以外にずっと身に着けているものです。
身に着けるということは肌に密着していますから、衣類に含まれている化学物質もずっと皮膚から吸収されています。
衣類に使う洗剤も同様です。
皮膚から吸収される
いったい、どのくらい皮膚から吸収されるものなのでしょうか。以下は経皮吸収率の一例です。
足のうら(0.14)
手のひら(0.83)
背中(1.7)
頭皮(3.5)
ほお(13.0)
性器(42.0)
(田辺三菱製薬のHPを参照)
このデータから分かるように、下着に触れる性器の部分がもっとも影響を受けます。
ですから、衣類から浸透する経皮毒を防ぐために、一番早くできることは、下着に気を配ることです。
具体的には、どうすればいいのでしょうか。方法は二つあります。
- 合成界面活性剤の入っていない洗剤で洗濯する
- 体に良い素材で作られた衣類を着ること
今回は、その中でも、私が普段愛用している3つのものを紹介します。
経皮毒から身を守るために愛用している3つのもの
さきほど、洗剤に気を付けること、良い素材の衣類を身に着けることをお話しましたが、
その中で、私が日々愛用しているものをご紹介します。
オーガニックコットン100%の下着を着る
農薬を使用していない木綿ですから、肌にも優しいです。
去年から木綿の健康・環境問題※について知り、オーガニックコットン100%の下着を身に着けるようになりました。
着けた瞬間から、体がラクっという感覚を感じて、
体に良いものはこんなにも良い影響を与えるものなのだと実感しました。
木綿の健康・環境問題について
通常、木綿の生産には大量の化学肥料と農薬が使われています。
そのため、衣類を実際に着る私たちだけでなく、木綿を生産する農家の人たちにもたくさんの健康被害が出ていました。
これらの負担を減らすために、オーガニックコットン※と呼ばれる農薬を使用しない木綿作りが始まりました。
※オーガニックコットンとは?
オーガニックコットンは、オーガニック農産物等の生産方法についての基準に従って2 ~ 3 年以上のオーガニック農産物等の生産の実践を経て、認証機関に認められた農地で、栽培に使われる農薬・肥料の厳格な基準を守って育てられた綿花のことです。 日本オーガニックコットン協会HPから引用
以前、下着には麻(ヘンプ)が良いと聞き、購入したことがありました。
紐で締めるタイプだったのですが、私にとってはキツく、跡もついてしまうこともあり、やめてしまいました。
他にも、絹も女性の体に良いものですが、
実際に着てみて試してみて、着心地の良いものを身に着けることが一番です。
オーガニックコットン100%のパジャマを着る
毎日の服装は、お外で仕事をされている方には体に良い素材の服で揃えるのは無理がある話かもしれません。
ファッション性もありますが、質の高い素材にはそれなりの値段も張るものです。
ですので、就寝時だけは、体に良い素材を着るようにしています。
今着ている中で着心地が良かったのは、無印良品のパジャマです。
下着と同じく、肌に身に着けた瞬間に体が楽だという感覚を味わえました。
洗濯洗剤を合成界面活性剤が入っていないものを選ぶ
洗濯洗剤のパッケージの裏側には成分表示があります。
その成分表示のなかで、ほとんどの洗剤には合成界面活性剤という体にも環境にもよくない影響を与える成分があります。
洗剤の成分も皮膚から吸収されるものですから、毎日の洗濯にも合成界面活性剤を入っていないものを選ぶようしています。
私が愛用しているものは、SOMALIの洗濯用液体石けんを使用しています。
合成界面活性剤を入っていない洗剤はどうしても独特の匂いがするものなのですが、
この洗剤はそんなことはなく、使うたびに、オレンジの香りがとっても癒されます。
使うときはオレンジの香りがしますが、洗濯後は全く気になりません。
さいごに
以上が経皮毒の影響と、それを減らすために愛用しているモノのご紹介でした。
いかがだったでしょうか?
これらがすべてでは決してありません。合うものも人それぞれです。
もし少しでも気になるものがあれば、それらを試してみて、
少しずつでも自分に合うものを見つけて、体の健康を取り戻していきましょう。
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